〆粕(しめかす)とは、イワシ、ニシンなどの生魚を煮たり蒸したりして油を搾った残りかすを乾燥したもので肥料として使われた。青天を衝け3話で、栄一が一人で藍の買い付けに言った時に、農民に、「肥料が少ない、肥料が〆粕ではない、乾燥(乾し)が悪い、茎の切り方が悪い」などと言っていました。シメカスは、いい藍を育てるには大事な肥料だったようです。
〆粕(しめかす)とは
イワシ、ニシンなどの生魚を煮たり蒸したりして油を搾った残りかすを乾燥したもので肥料。
大量に獲れる魚を使って、当時は肥料として使っていたようです。
イワシ
栄一の初仕事は14歳
父の背中越しに藍の見立てをしっかり学んでいた栄一。
〆粕を購入する分の金を投資し、来年を見越した取引をする。
商いをする上で最後に大事なのは、「みんながうれしいんが一番」という母の教え。
やがて「お金」を通して人の幸せに尽力する青年の未来像が見えてきた回だった。 #青天を衝け pic.twitter.com/TXGS8sQHJo— ちゃき (@chaki_kirigakre) February 28, 2021
栄一は、父に内緒で母から貰った大事なお金を握り締め、一人で藍の買い付けに行きます。この時の栄一の年齢は14歳、14歳と言えばまだ中学2年生です。
農民はどこの若造が来たのかと不思議がっていましたが、やれ、「肥料が少ない、肥料が〆粕ではない、乾燥(乾し)が悪い、茎の切り方が悪い」などと一丁前な口を聞き農民達も、痛いところを付かれたと、渋い顔をしていました。
栄一は、今年の藍の出来栄えが悪くても、しめかすを買って肥料にすれば来年、いい藍が作れると、次に繋がる取引をして、農民達にも大変喜ばれました。
「また、うちで買ってくれるかい」と、農民達にも利を与え自分にも返ってくるという、先を見越した商売を14歳でしたんですから、どれだけ商売の才能が優れていたんでしょうか。
父の藍作りを幼い頃から見て、藍の目利きを学び、母の「みんなが嬉しいのが一番」という教えが、栄一の才覚を見せつけられた場面でした。これはかなりの感動ポイントでしたね。
農民達も、栄一もキラキラした顔をしていました。
栄一、父に褒められる
栄一は、父に内緒で、藍の買い付けをしてきた、藍が納品されます。栄一も、ヒヤヒヤものです。勝手に行って、勝手に藍を買い取ってきてしまったんですから。
父は厳しい顔で、藍を査定します。

これはいくらで買ったんだ!

120文・・・。小声

ようやった!悪くねぇ、明日から一緒に回るんだいな。

へい!!!!!!!
いや~、良かったです!怒られるかと思ったら、父は褒めてくれました!また、父、市郎右衛門演じる、小林薫さんの演技も素晴らしかった!思わず、ウルウルしてしまうシーンでした!
父、市郎右衛門も、藍作りには人一倍厳しく、けっして手抜きをしない人ですが、栄一の頑張ったことを、少しの失敗もありましたが、認めてくれました。父の存在はやはり偉大ですね。