青天を衝け4話では、渋沢家に御用金500両が課せられました。栄一は、代官に直ぐに返事をせず反発しました。そんな栄一に父、市郎右衛門は、「泣く子と地頭には勝てぬ」と言います。道理の通じない相手には従うしかないと栄一に苦言します。栄一は百姓が汗水垂らして働いた金を、500両くらい大した金ではないと、見下した態度に、栄一は怒りを感じます。御用金とは、江戸時代幕府が財政を補うために、農民や商人から上納させる金のこと
泣く子と地頭には勝てぬとは?意味
泣く子:道理の通じない赤ん坊
地頭 :権力者
いくら理不尽な事をいわれても、勝てないこと
道理の通じない相手には従うしかない
御用金とは?
江戸時代、幕府が財政を補う為に、農民や商人から上納を命じる金のこと。
栄一怒る
栄一は父の名代で、代官の所に行き、御用金を命じられました。渋沢家に課せられた御用金は500両。栄一は、父の代わりに来たからと直ぐには返事はできないと反発しました。代官の理不尽な要求、百姓を馬鹿にしたような言い方にも怒りを感じます。
父は、栄一に「なぜ、すぐに返事をしなかった」と問います。栄一は、百姓が汗水垂らして稼いだ金を、代官の言うことだからと言って、はいはい、と御用金を治めることに納得いきませんでした。
父もそうは思っていても、「泣く子と地頭には勝てぬ」と栄一に、苦言します。自分達百姓は、代官の理不尽な請求にも、黙って従うしかないんだ・・。と権力のある者には、いくら道理を通したって、勝ち目はないんだと。
栄一は、父に言われ、納得はできないものの、御用金を治めに行きます。栄一は、幕府への怒りと、疑問を持ちやがて倒幕へと気持ちが傾いて行きます。