青天を衝けで5話では栄一と喜作の会話の中でもメリケン人という言葉が出てきましたが、メリケンとはアメリカのことです。なぜアメリカ人と言わないでメリケン人と言うのでしょうか。幕末~明治の人にはAmericanという言葉が外人が発音するのをそのまま聞くと、「ア・メリケン」みたいに聞こえたのでメリケンと言っていたようです。確かにそう聞こえますよね。又、小麦粉の事をメリケン粉というのも小麦粉はアメリカから輸入されたことからこのような由来になったようです。
メリケンとは?
青天を衝けで5話では栄一と喜作の会話の中でもメリケン人という言葉が出てきましたが、メリケンとはアメリカのことです。なぜアメリカ人と言わないでメリケン人と言うのでしょうか。
幕末~明治の人にはAmericanという言葉が外人が発音するのをそのまま聞くと、「ア・メリケン」みたいに聞こえたのでメリケンと言っていたようです。「A」が落ちて「メリケン」になったようです。確かにそう聞こえますよね。
メリケン粉の由来
メリケン粉=小麦粉のことです。
輸入が盛んになった時代に、アメリカ国の余剰穀物・小麦粉が日本に食料援助され、学校給食のパンに加工し、供給されました。 学校給食は パン+家畜飼料用の脱脂粉乳 でした。 そんな関係で、小麦粉=アメリカの粉=メリケン粉、と呼びます。
アメリカから輸入されたメリケン粉は機械で精製されていたため、日本の小麦粉よりも白かったそうです。
おばあちゃんやお母さん世代は小麦粉のことをメリケン粉と言いますよね。
メリケン情緒は涙のカラー
サザンオールスターズの曲に「メリケン情緒は涙のカラー」という曲があります。桑田佳祐さんの作詞作曲です。昭和にヒットした曲ですが、歌詞の意味はどは理解できませんでしたが、「メリケン情緒は涙のカラー~♪」という出だしのフレーズが耳に残る曲でした。
歌詞を見てみると・・
翔びかう妙な叫びがYokohamaに
エノケン・ロッパの芝居途中どうして
彼女の姿が消える?
メリケンはアメリカという意味でしたが、そうなると「アメリカ情緒は涙のカラー」という言い回しになりますが、天才的な桑田さんの比喩なので、理解の難しいところです。
アメリカンソングと欧米ポップスという意味合いなのではないでしょうか。
エノケンとは、喜劇俳優、榎本健一のことで、ロッパは日本のコメディアンのことです。この曲は横浜を舞台にしたストーリーになっています。