青天を衝け・まずはあらあらめでたくかしこ の意味は?千代への手紙

青天を衝け

青天衝け18話で、渋沢栄一が千代へ書いた手紙の最後に「まずはあらあらめでたくかしこ」という文末の言葉がありました。現代ではあまり使わない言葉ですが、どんな意味があるのでしょうか。「めでたくかしこ」とは、相手を恐れ入り、かしこまる という意味があるようです。主に女性が使う言葉のようです。

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まずはあらあらめでたくかしこの意味

青天を衝け18話で、渋沢栄一が、妻の千代に手紙を書いた最後に

まずはあらあら めでたくかしこ

という言葉で文末を締めくくりました。どんな意味があるのでしょうか。

かしこ の意味

かしこの意味:相手を褒め、恐れ入り、かしこまる

このかしこという締めくくりの言葉は主に女性が使うようです。
大和言葉のとても女性らしい響きで美しい言葉に聞こえます。

めでたくかしこ の意味

くれぐれも、よろしくお願いします。という意味があります。

ここで疑問に思うのは、この手紙は、栄一(男性)が千代(女性)に宛てた手紙です。男性が使ってもいいのか?と疑問に思いますよね。

栄一が千代に宛てた手紙の内容は、自分の近況報告と、娘の「うた」を心配し、娘をどうかよろしく頼むという内容の手紙を綴っていました。千代に対して、家を守り、また、娘を独りで育てている妻に対して敬意を持ち、かしこまっている内容の文面でした。

自分は、一橋家の家臣として家を離れ仕事をしているが、どうか家のことと、娘をよろしく頼むと千代に対して、ありがとうという感謝の気持ちと、よろしく頼むという気持ちがあるのではないでしょうか。

このような内容の文面の場合は、男性が女性に宛てた手紙でも、かしこという締めくくりで使ってもおかしくはありませんよね。

まずはあらあら の意味

あらあらという言葉には、ざっと、おおざっぱにという意味があります。
同じような言葉に、「まずは取り急ぎ、、、」という言葉があります。

簡単ではあるが、、、ざっとではあるが、、という意味があり

文末の締めくくりに使う言葉です。

まとめ

栄一が千代に宛てた手紙で、文末に「まずはあらあらかしこ」という言葉が使われていました。

手紙の内容は、

自分の近況報告と、妻に対して家を守り、娘を育ててくれ感謝している。くれぐれも娘のことを宜しくお願いします。簡単ではあるが報告します。

「まずはあらあらかしこ」という言葉は、文末の締めくくりに使われる言葉です。現代では使われない言葉ですが、とても響きがよく美しい言葉に聞こえます。大和言葉の奥ゆかしさが感じられる気がします。